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大規模修繕工事前に居住者が注意すべきこと! -駐車場編-

2022.11.30

 

今回は前回に引き続きマンション大規模修繕工事の際に、居住者の方が予め知っておいていただきたいことをご紹介します。

 

前回はベランダの使用について取り上げさせていただきましたが、今回は自家用車を所有されている方が気になるであろう

「駐車場の移動」について取り上げていきます!

大規模修繕工事を計画・実施する上で、必ず通らなければならない問題です。

 

◆もくじ

・大規模修繕工事で駐車場の移動ってどんな時に必要?

・大規模修繕中の代替駐車場について

1.移動する場合の伝達方法は?

2.車の移動する期間は?

3.代替駐車場の距離は?

4.代替駐車場で盗難や事故などがあった場合は?

・まとめ

 

【大規模修繕工事で駐車場の移動ってどんな時に必要?】

マンションの大規模修繕工事は、「外壁の下地補修・タイルの貼替・塗装」等を行います。

そのために、建物全体に足場を組む(場合によってはゴンドラ足場)ことから、どうしても駐車場と重なることがあります。

また、現場事務所や仮設トイレ等設置スペースを確保する必要もあることから、

これらの仮設計画の際に重なる駐車場の自家用車は移動してもらわなければなりません。

 

【大規模修繕中の代替駐車場について】

敷地内に十分なスペースがあれば一時的な移動ですみますが、スペースがない場合は

外部の駐車場や更地に移動してもらいます。

移動先の駐車場の確保につきましては施工会社が手配することがほとんどです。

 

 

1.移動する場合の伝達方法は?

居住者の方によっては、車が「生活手段」のひとつであることも。

その駐車場所を一時期とはいえ変えるわけですから、生活への影響は決して少なくありません。

 

自身が駐車場移動該当者の場合は、必ず「住民説明会」に出席され、施工会社の説明を聞くことが必要です。

 

2.車の移動する期間は?

工事着工の1週間前ほどに、施工会社から案内があります。

工事初日より足場器材の搬入があることから、車に傷を負わせるケースもあるので、トラブル回避のために

事前に移動していただく必要があります。

 

3.代替駐車場の距離は?

施工会社はマンション近くの空き駐車場を確保するために、現場の調査や近隣の不動産会社と連携して

手配しますが、駅が近く地価の高いような地域や住宅が密集した地域では

駐車場移動該当者が満足できるような場所が確保できない場合もあります。

 

4.代替駐車場で盗難や事故などがあった場合は?

結論から言いますと、移動先での盗難や事故で起きたトラブルに関しては、施工会社は責任を負えません。

 

マンションの敷地内だと居住者の目があるため安心感がありますが、移動先の駐車場は

ほとんどの場合が敷地外です。特に車内には貴重品を置かないよう心掛けることをおすすめします。

 

【まとめ】

今回は、大規模修繕工事の駐車場の移動についてご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか?

駐車場の移動も前回のベランダと同じく居住者の方が特に気にしているポイントではないでしょうか。

 

何度も申しますが、特に駐車場移動該当者の方は必ず「住民説明会」に出席し、

施工会社の説明を聞き、その場で不明な点を解決しておくことが大切です。