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マンション大規模修繕工事でトラブル!?解決方法は!?~中編~
2024.4.26
マンション大規模修繕工事でトラブル!?解決方法は!?
◆マンション大規模修繕工事でトラブルを発生させないための準備~中編
前回に引き続き、マンション大規模修繕工事で起こりうるトラブルを引き起こさないように、
事前に対応できる方法を考察していきます。
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< 目 次 >
①コンサルタントの選定
②施工業者の選定
③防犯対策
④瑕疵保険の加入
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まず、マンション大規模修繕工事でトラブルを引き起こすことが無いように事前にしっかり
選定・対策することが、重要なポイントとなります。
①コンサルタントの選定
マンションの大規模修繕工事では、マンション建築の専門的知識を持ったコンサルタントを
選任するか否かを選択します。
設計管理方式:コンサルタントを選出して、相談する
責任施工方式:コンサルタントを選任せず、全て施工会社に相談する
コンサルタントはマンション管理組合は建築の専門家ではないため、管理組合では把握
しきれない建築に関する相談事に対応する役割をされます
※コンサルタントは、設計事務所が請け負うことが多いです。
★コンサルタントに関しては以前のコラム(2023.7~8月)でもご紹介させていただきましたので、
そちらもご一読ください
2023/07:大規模修繕工事前のスケジュール~管理組合編
2023/08:大規模修繕工事のスケジュール~工事監理編
<大規模修繕にかかる相談先>
コンサルタントの本来の役割は、依頼主であるマンション管理組合の利益のために中立な
立場で施工業者と管理組合の調整役となることですが、それでもマンションの大規模修繕に
まつわるトラブルが発生した場合は、下記相談窓口をご活用されると良いでしょう。
公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター
公益財団法人マンション管理センター
②施工業者の選定
マンションの大規模修繕では施工業者選びは慎重に行う必要があります。
★施工業者の選定、種類に関しては以前のコラム(2023.9月)でもご紹介させていただきましたので、
そちらもご一読ください。
2023/09:大規模修繕工事のスケジュール~施工会社編
★施工業者を選定する基準
マンションの大規模修繕工事を依頼する業者には、施工面での信用度がとても重要なポイントですが、
トラブルを起こさないためには施工以外の面についても検討することが必要です。
例えば、
・マンション管理の関係者とは無関係の(利害関係の無い)業者も検討する
・依頼を検討する業者の規模や施工実績(施工内容重視)を確認する
・検討する業者に、予算内で施工が可能か確認する
・工事現場の人たちの安全確認スキル、コミュニケーションスキルを確認する
上記も確認して、よりスキルの高い施工業者を選ぶことをおすすめいたします。
③防犯対策
マンション大規模修繕工事に便乗した犯罪には、どのようなものがあるでしょうか?
・足場があるため、侵入しやすい
・工事業者等、大勢の人が出入りしているので侵入しやすい
・工事で大きな音がするので、ガラス戸等壊して侵入しても気付かれない
・防塵防音シートに覆われているため、隠れやすく気付かれにくい
このような犯罪を未然に防ぐための対策が必要です!
・侵入警報システムの採用 ・センサーライトの設置
・防犯カメラの設置 ・工事関係者の判別 ・警備員の配置
・金網の設置 ・透過メッシュシートの採用 ・戸締りの徹底 等
工事請負契約書に
「修繕工事中に空き巣被害があった場合、工事業者の責任は問わない」
と明記されていると、保証されないこともあります。(契約書要確認!)
万が一空き巣被害が起きたときのために、保険の加入を検討しましょう。
工事業者だけではなく、管理組合も保険に加入することが出来ます。
④瑕疵保険の加入
マンションの大規模修繕工事を行う際は、瑕疵(かし)保険と呼ばれる保険に加入します。
瑕疵保険は工事を実施した部分に何らかの不具合があった場合に備えた保険です。
瑕疵保険は住宅瑕疵担保履行法に基づいて、国土交通大臣指定の住宅瑕疵担保責任保険法人により提供されます。
瑕疵保険を取り扱うのは以下の住宅瑕疵担保責任保険法人です。
・住宅あんしん保証
・住宅保証機構
・日本住宅保証検査機構
・ハウスジーメン
・ハウスプラス住宅保証
瑕疵保険に加入している場合、下記保証を受けられます。
・完成後に発覚した不具合の修繕費用の80%が支払われる
・施工会社が倒産した場合は、工事費用を全額請求可能 他
図/引用元:一般社団法人 マンション管理業協会
瑕疵保険の修繕対象となるのは、修繕工事施工箇所のうち次の8ヶ所です。
・構造 ・防水 ・給排水管 ・給排水設備 ・電気設備
・ガス設備 ・手すり ・外壁タイル
図/引用元:一般社団法人 マンション管理業協会
瑕疵保険に加入する方法と契約期間
瑕疵保険に加入するためには、工事の際に保険会社による現地調査を受ける必要があります。
なお契約期間は、全ての修繕工事を完了した日から起算して5年が基本です。
図/引用元:一般社団法人 マンション管理業協会
次回は・・・
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◆マンション大規模修繕工事で発生するトラブルの例と解決方法
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弊社は、建物躯体部分の大規模修繕工事を専門としている事業部があり、経験豊富なスタッフをそろえております。
入居者様のライフスタイルや周辺環境にも考慮した工事範囲・工事内容・工事スケジュールを組み、
きめ細かいところまでアドバイスさせていただいております。
地域に根ざしているからこそできるフォロー体制で迅速に対応させていただいております。
大規模修繕工事のことで気になる点がございましたら、ぜひ「株式会社大柿産業」までお気軽にご相談ください!